『今が食べどき~東物目鉢鮪~』
収穫の秋を迎え、ついつい美味しいものを食べすぎてしまいそうな季節となりました。私たちの郡山の野山もだんだんと秋めいてまいりました。
さて、今回は美味という言葉にぴったりな東物目鉢鮪をご紹介しましょう。
黒潮と親潮がぶつかり合う三陸沖は、世界三大漁場の一つに数えられる漁場として有名です。その三陸沖東部の延縄(はえなわ)漁で漁獲される目鉢鮪は通称「東物」と呼ばれ当市場をはじめ全国の市場で、味、鮮度、品質(脂)共に最高の評価をいただいております。本鮪をもはるかに超える価格で取引されることも珍しくありません。この目鉢鮪の生態からも春、産卵を終えたものが、夏場にイワシやサバ、イカ等を食べ身に脂がのってきて旬を迎えています。
10月後半から11月いっぱいまでは、この延縄漁が続き一年の中でも安価で安定供給されていきます。目鉢鮪には旬が春と秋の2度あると言われ、この時期に水揚げされる目鉢鮪は脂鉢とも呼ばれています。
鮮やかな赤身を持ち、トロの部分を食せば口中いっぱいに甘みが広がります。また、フライやソテーにしても美味しくいただける魚です。ぜひ、今しか味わえない旬の味覚をご堪能ください。

市場より!!
2012年10月28日(日)当市場にて朝市が開催されます。新鮮な旬の魚やおいしい料理を用意しております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
場所-市場(水産棟・管理棟)
AM7:00~10:00